にじいろぶろぐ

児童発達支援センターにじいろキッズらいふ(長野市)の日々を綴ります。

2013年12月

清泉女学院短期大学より田中秀明准教授をお招きし、『乳幼児の発達と特別支援』というテーマで開催された
全3回の講座が終了しました。

① 乳幼児期の発達の概観と発達障害について
② 行動の発達と支援 -応用行動分析学に基づいた支援-
③ 教材教具による発達支援 -視覚的構造化と拡大代替コミュニケーション-

以上の内容で非常に学びの多い濃縮された講座となりました。

田中先生のお話の中には先生ご自身が学ばれていることも盛り込まれていて、情報としてはなかなか知り得ることの出来ないことも教えて下さいました。

それぞれの内容の中で必要な定義や実際の支援での取り組み方など、軸の部分から枝葉の部分までを網羅したような充実の講座となりました。

支援にかかわる方には必ず知っておいてほしい内容をピックアップして開催したので、来年度も継続して開催していくことを検討しています。

にじいろキッズらいふの公開学習会のお知らせを今後もぜひチェックしてみてください。

「こうすればできる!発達障害の子がいる園での集団づくり・クラスづくり」北信圏域障害者生活支援センターの福岡 寿さんを講師にお招きし、10月から始まった5回講座が終了しました。
 
受講者は総数で300名となりたくさんの先生方に聞いていただくことが出来ました。
福岡さんは中野市を始め近隣町村の保育園・幼稚園の巡回訪問を行っています。たくさんの実証に基づいた分かりやすい内容に、受講した先生方の気づきも大きかったようです。
 
受講した方の感想をいくつかご紹介します。
 
  • 「お話を聞いていて、自分の保育を見ていたのではないかと思ったほど驚きました。
    振り返ってみるとクラスが落ち着かない・保育が思うように進まないのは、子供たちの理解の問題ではなく自分の保育の組み立てや関わり方が招いていることなのだと気づきました。
    雨が降ったからどうしようとか、時間が余ったからどうしようとか思いつきの活動が多いと反省しました。
    これからは子どもたちが「やりたい」と思う活動を準備していきたいと思います。」
     
  • 「日頃関わっている子どもたちがより笑顔で園生活が充実するように、お聞きした話を生かしたいと思います。
    骨太の活動を常に意識してわかりやすい保育をしたいと思います。
    園全体で今回学んだことを理解していけたら良いのにと思った。」
     
  • 「加配の職員として関わっているが、自分の動きがとても重要だと改めて感じた。
    どうやったらいいのかと普段迷ったり悩んだりしていることが多いが、今回の学習会を通して自分の立ち位置や主担任の先生とのチームワークの方法がとても勉強になった。」
 
学習会に参加された先生方が園の生活の中で取り組んで
「できた!」「うまくいった!」と感じてもらえることを願っています。
 
福岡さんのお話はまだまだ聞いていたいと思うほどあっという間に時間が過ぎていきました。
来年の開催は未定ですが学習会のご意見やご希望などありましたら
n.k.life-soudan@nagano-shajikyo.or.jpまでぜひお寄せください。 

1216
会場狭しと移動しながら熱弁する福岡さん

このページのトップヘ